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[論考 中韓の教科書]中国編(5) 目標は民族主義の鼓舞
2005年06月18日
 日本海海戦から100年を迎えて回顧ブームの続く日露戦争(1904-05年)だが、中国の歴史教科書にはほとんど書かれていない。中学では皆無だ。 中国にすれば、この戦争は満州(現中国東北部)で日露という外国軍隊が戦っただけともいえる。とはいえ、帝政ロシアの南下阻止や中国の革命運動に与えた影響、さらにのちの満鉄や関東州など日本がポーツマス講和条約により獲得した権益への説明が不十分なまま、満州事変(1931年)が突...

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[論考 中韓の教科書]中国編(4) 戦勝国の地位 アピール
2005年06月17日
 ここで少し教科書を離れ、モスクワの中国大使館に目を移してみたい。 5月8日夕、対独戦勝60周年式典に出席のためロシアを訪れていた中国の胡錦濤国家主席は、大使館に招かれた80歳前後の旧ソ連軍人らを前にしたスピーチで「心からの感謝」を伝えた。 「中国の抗日戦争が重大な局面を迎えたとき、ソ連赤軍は中国東北の戦場に赴いてわが軍民とともに日本と戦い、抗日戦争の最後の勝利に重大な支援を与えてくれました。(中略)幾...

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[論考 中韓の教科書]中国編(3) 史実の認識 違い認めず
2005年06月16日
 中国の歴史教科書では、「抗戦八年」と呼ばれる日中戦争(1937-45年)をはじめ、日清戦争(1894年)にまでさかのぼる両国の紛争に関する記述が、これまでも一貫して大きな比重を占めてきた。比率は異なるようだが、台湾に逃れた国民党政権の教育にもこの傾向が強かった。 前後して中国大陸を支配した政権の共通現象からは、広い意味での「中国」の為政者にとって、日本を侵略の前歴国家として強調抗戦指導の末、戦勝国の地位を...

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[論考 中韓の教科書]中国編(2) 異なる二つの日本像
2005年06月15日
 中国政府は学校現場での「反日教育」を強く否定し、その理念はあくまでも「愛国主義教育」であると説明する。 この公式見解の当否を考えながら中国の歴史教科書を読むと、二つの事実に気づく。一つは日清戦争(1894年)に始まり、第二次世界大戦の終結(1945年)に至るまでの日中の戦史に関する膨大な記述。そしてもうひとつは、こうして与えた知識をもとに日本の歴史責任を問う現在、そして将来にわたる政治的な視点だ。 首相...

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[論考 中韓の教科書]中国編(1) 政権に左右される歴史
2005年06月14日
 まず、次のアピールを読んでいただきたい。 《血塗られた南京大虐殺から60余年がたちました。今日、中国と日本の中学生は当時の南京城内、長江(揚子江)河岸のあの凄惨な虐殺をどれだけ知っているでしょうか。(中略)一衣帯水の隣邦には永遠の平和が必要です。平和のため、南京大虐殺を永遠に再現させないため、筆をとって君の同世代-日本の中学生に手紙を書きましょう。異国の同世代に君の知っている南京大虐殺を教えてあげ...

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