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国連再考 第6部 (05) ‐ 総裁
2003年12月21日
 世界銀行のジェームズ・ウォルフェンソン総裁は十二月一日夕、七十歳の誕生日をニューヨークのカーネギーホールで祝った。 豪勢といえばこれほど豪勢な誕生パーティーもまずない。 自分の誕生日だけのためのコンサートを天下のカーネギーホールで催したのである。 ウォルフェンソン氏の多様な趣味の中にはチェロ演奏がある。 同氏は七十歳の祝いにカーネギーホールを借り切って、有名音楽家を含むオーケストラに演奏を依頼し、...

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国連再考 第6部 (04) ‐ 途上国援助
2003年12月20日
 世界銀行とIMF(国際通貨基金)の起源も国連と同様に第二次世界大戦にさかのぼる。 大戦の勝敗の展望が確実となった一九四四年七月、米国が主導する連合国の代表は米国ニューハンプシャー州の小さな町ブレトンウッズに集まり、戦後の世界経済の復興と安定について話しあった。 四十四カ国が参加していた。 その結果、世銀とIMFの創設が決まった。 だから国連と同様、この両機関も戦勝国の戦後対策の一環だったわけだ。 ただし...

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国連再考 第6部 (03) ‐ 官僚主導の日本
2003年12月19日
 世界銀行とIMF(国際通貨基金)の政策や理念を根幹から揺さぶったのは米国の経済学者ジョセフ・スティグリッツ氏の一連の見解発表だった。 なにしろ二〇〇一年頃まで世銀の上級副総裁と主任エコノミストを同時に務めた著名な経済学者が辞任したとたんに世銀とIMFのあり方を激しく批判し始めたのだ。 しかも同氏は批判を始めた年に情報経済学という新分野での業績でノーベル経済学賞を受けた。 スティグリッツ氏は九三年三月、発...

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国連再考 第6部 (02) ‐ 官僚の親睦会
2003年12月18日
 ワシントンに「ファイナンス会」という名の日本人の集まりがある。 会の趣旨は公式には「日本の金融・財政に興味のある人たちが個人の資格で情報交換や親睦を深めるための会」とされているが、実態は世界銀行やIMF(国際通貨基金)に出向してくる財務官僚が主体の集まりである。 その証拠に会の運営は世銀やIMFで財務官僚が配属される日本理事室の有志があたる、と明記されている。 ファイナンス会の最近のリストをみると、正会...

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国連再考 第6部 (01) ‐ 最後の桃源郷
2003年12月17日
 国連の専門機関とされる組織に世界銀行と国際通貨基金(IMF)とがある。 国連本体とは異なるが、広い意味の国連システムに含まれる国際機関である。 日本ではその名が頻繁に聞かれながら、実態はベールに包まれた感じの強いこの両機関を国連全体の再考の枠において光をあててみた。◇ 米国の首都ワシントンに巨大な本部ビルを並べる世界銀行とIMFはともに創設以来の最大の試練に晒されるようになった。 両機関の根幹を揺さぶるその...

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