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中国「台湾承認国」へ圧力 島嶼国家、経済援助で切り崩し~南太平洋フォーラム
2006年04月04日
 中国は、温家宝首相のオーストラリアなど3カ国歴訪を機に、オセアニア諸国との関係を一段と強化する見通しだ。資源の確保や市場の拡大が柱になっているが、米日豪の安保協力にくさびを打ち、台湾と国交を持つ島嶼国を取り込む戦略的な狙いを秘めており、今後、日米や台湾との確執が高まると北京の外交筋は見ている。

 温首相は1日からの豪州を皮切りに、フィジー、ニュージーランドを歴訪。うち豪州、ニュージーランドには2003年秋に胡錦濤国家主席が訪問しており、経済・貿易関係が急速に発展している。とりわけ豪政府との対中ウラン輸出協定の調印は、中国の資源獲得外交の意味だけにとどまらない。

 中国はかねて、東南アジア諸国(ASEAN)に日韓を加えた地域共同体構想を進めてきたが、昨年12月にクアラルンプールで開催された東アジア首脳会議では、「中国主導を警戒する日米の画策」(中国専門家筋)で豪、インドなども参加し、具体的成果に至らなかった。

 中国は最近、豪、ニュージーランドとの自由貿易協定(FTA)交渉を加速する一方、「平和と発展」を看板に首脳交流を進め、日米の地域への影響力をそぐ動きを強めてきた。この点で注目されるのは、恩首相が出席してフィジーで5,6両日に開かれる「中国と南太平洋島嶼国発展協力フォーラム」だ。

 南太平洋には12の島嶼国家があるが、このうち半数は台湾と外交関係を維持している。中国が資金を出したフォーラムには、中国と外交関係を持つ6カ国や豪州などの閣僚らが出席、恩首相が各国との協力促進を訴える演説をする。

 中国と台湾は島嶼国家の取り込みのため、援助外交を展開している。中国外務省北米大洋州局の劉結一局長によると、中国と島嶼国との昨年の貿易額は約8億4千万ドルで前年比58%も急伸したが、フィジーは5千万ドル余で17%増にとどまった。

 豪外交筋によると、フィジーは昨年5月、台湾の陳水扁総統の訪問を受け入れ、中国の反発を買った後、経済・貿易関係が停滞したという。そのフィジーに中国首脳が初めて訪問、フォーラムを開催し、豊富な資金をバックに台湾派の切り崩しに出ると同筋は見ている。

 温首相は3カ国歴訪の後、カンボジアも訪問する。これより先に賈慶林党政治局常務委員が今月2日までベトナム、インドネシア、マレーシアを歴訪した。

 こうした東南アジアから太平洋諸国に至る外交展開は、資源確保や市場拡大といった経済面だけでなく、軍事的な狙いもあると外交筋は分析している。

 同筋は、中国の動きが日米のアジア太平洋戦略に対抗するものだと指摘し、近く訪米する胡主席とブッシュ大統領の首脳会議で、戦略問題も重要なテーマになると見ている。

【北京 伊藤正】
2006年04月04日 産経新聞4面記事

なぜ中国がアジアの島嶼諸国に経済援助をするのか。アフリカのように資源は期待出来ない。
しかし彼の国は決して無駄ダマを撃たない。これも確固たる戦略の一部なのだろう。
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