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資源小国の挑戦 第2章 原発再考(8) 信頼回復に向けて
2006年04月02日
 ウクライナの首都キエフから北北西に直線で約110キロ。荒涼とした雪原にコンクリートの要塞がそびえ立つ。チェルノブイリ原子力発電所4号機。原発史上最悪の事故が起きたのは、旧ソ連時代の1986年4月26日未明だった。 出力の急上昇を制御できずに爆発事故が発生。爆風で原子炉建屋の屋根が吹き飛び、原子炉から大量の放射性物質が空中に放出された。独特の原子炉構造の特性に反して行った実験が事故の原因だった。このチェルノ...

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資源小国の挑戦 第2章 原発再考(7) メーカーの攻防
2006年04月01日
 「ウエスチングハウス(WH)は、純粋に高い価格を提示した企業に売却するつもりだ」。昨年秋、経済産業省資源エネルギー庁の幹部は、来日した英国核燃料会社(BNFL)の首脳から、こう耳打ちされた。 BNFLは業績悪化を理由に傘下の米原子力大手、WHを売却する方針を示し、国際入札を行っていた。ただ、WHは現在の原子力発電の主流である加圧水型軽水炉(PWR)の重要特許を保有し、米国のエネルギー安全保障とも密接に関係するた...

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資源小国の挑戦 第2章 原発再考(6) 地震対策見直し
2006年03月31日
 昨年8月16日ごろ、東北電力女川原子力発電所(宮城県)の一室で大谷順一副所長は「ゴーッ」と低く響き渡る海鳴りを耳にした。この地域では地震発生前には必ず海鳴りが聞こえる。「来るぞ」。身構えた数秒後、強い揺れが短い周期で発電所全体を襲った。 ただ、棚から物が落ちることもなく、大谷副所長は「それほどの被害はないだろうと思った」と言う。原子炉は安全のために自動停止したが、原子炉の機器や配管などには地震によ...

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資源小国の挑戦 第2章 原発再考(5) IAEAの優等生
2006年03月30日
 原子力発電所で使われた使用済み核燃料を一時的に貯蔵しておく燃料プール。全国の原発にあるこの施設には、原発で働く社員でさえも許可なく手を触れることができないカメラが設置されている。国際原子力機関(IAEA)の監視用カメラだ。関西電力美浜原発(福井県)では、カメラの近くに「IAEA査察中 カメラ前方の視界をさまたげるな」との掲示があり、いかにこのカメラが重要な設備であるかを示している。 IAEAは文字通り”核の...

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資源小国の挑戦 第2章 原発再考(4) もんじゅの知恵
2006年03月29日
 5基の商業用原子炉が稼働する敦賀半島にはもう一つ、10年以上眠ったままの原子炉がある。高速増殖炉の原子炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)だ。 今月六日、そのもんじゅの建物内に「切断を開始します」と大きな声が響きわたり、電動カッターが直径16センチのステンレス管を切断した。平成7年12月に発生したナトリウム漏れ事故から10年あまり。事故を起こしたもんじゅのステンレス管が切断された瞬間だった。 燃やした量よりも多...

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